詩人になりたいノイズ

詩人になりたい

未来のヒカリ

流星群がきみに問いかける。
遠い過去を背負って、未来へ駆け抜けてったヒカリが、現在を灯すの。

いつかぼくもきみも遠い空の向こうの小さなヒカリとなって、地球を見下ろす日がくるのだろうか、それとも、ただの灰になるだけだろうか。
たとえばきみが死んだら、誰にも伝わらない思い出抱えて孤独に埋もれるのだろう。
生きていたことしかないぼくらにはわからない。ただ無意識に信じていたいだけ、誰もがぼくの前から消えないってこと。

愛を、深い愛に包まれていたい。
どこに寝返りを打っても愛しかない羊水のなかで永遠に眠らせて。
ポジティブという言葉が正しくて、すべては丸く収まると信じきっているせかいでぼくは貫くネガティブ。変われない、変わらない、ぼくは今夜も抱えた寂しさを飲みこんで朝日を待っている。
朝焼けに染まる頬、きみも朝焼け色のチークに染まって、
小さく恋をする。
感情の欠片を拾い集めてつないだってそれは偽物なんかじゃないよ。

流星群がきみに問いかける。
遠い過去を背負って、未来へ駆け抜けてったヒカリが現在を灯すの。

きみは、なにをおそれているの?