友情と愛情の違いってなんだろうな
20年ちょい生きてきて思うのは人間に対する好きってよくわからないなってこと。
もともと人間に対する興味を持つことがあまりない、ゆえに他人と関わりを広げることもなかなかない。
高校の頃、本当に大好き!って思っていざ付き合ったら、本当は大好きなんかじゃなかったのかなってすぐ別れたこと、
付き合ってないし、特別に好きなわけじゃない人とのよくわからない関わりがあったこと。
いずれにしろ、どうやら自分は「好き」って気持ちが持続しないんだと悟った高校時代である。
「好き」なんじゃなくて、ただハマってるだけでは?と友人に言われたときには心底納得してしまった。
ただ、強く主張したい。
好きな気持ちに終わりがきたり、気持ちが変わっていくことは確かにあるけれど、そのときその瞬間に好きだと思った気持ちに嘘は欠片もないってこと。
確かにあのときあの瞬間は好きだった。
好きだから好きっていった。
好きじゃない人に好きだなんていわない。
それが唯一の事実で、たしかにその人のことが大好きだった。
気持ちが移ろうのはたった3秒だ。
たった3秒で気持ちは変わる。
好きっていった直後に音を立てて食事する姿を見て嫌いになることだってある。
それでも、確かに好きだった。
大学に入ったら、いろんな出会いがあり、いってしまえば何故か悪い出会いが多かった。
男絡みは複雑で、今まで男女に友情はあると信じて生きてきたけれど大学に入ってそれはないなって確信した。
わけのわからない出会いと関わりで余計に「好き」って気持ちがわからなくなって、高校時代のできごとがトラウマとなって付き合うなんて考えたこともなかった。
好きだから付き合う?なんで?
そこってイコールでつながるの?
付き合っても付き合わなくても変わらなくない?
っていい続けていた。
好きって難しい。友情と愛情の違いがよくわからないままここまできてしまった不良品。
そのとき会いたい人と会えることが付き合わないことのメリットで、自由で、気楽だ。
デメリットは絶対的な愛がないこと。精神的な安定がないこと。後悔するようなことが起きてしまうこと。
私には価値がない。
気楽な関係は私をそう思わせる道具であった。
だから今すごく好きって思ってることも、信じられない。疑心暗鬼の発動である笑。
今一番好きって思う人がいる。
それは、たぶん、きっと、到底叶わないようなもので、だからこそ、終わりがない希望が感じられて余計に好きなのかもしれない。
同じ空間にいること、お話できること、それだけで嬉しいし、会えない時間が哀しい。
それって恋だよ、だなんて言われたって信じない、信じられない。
それでもこの瞬間好きってことに嘘はない。
今まではいつでも会える環境にいたけど卒業した今、なかなか難しくて、きっと相手は私のことなんて、どうとも思ってないだろう。
少しだけ、意識が向いてると嬉しいなぁと思いつつ、会えない日々に涙する。
ときどき、なにかにかこつけて連絡をしたりして涙する。
けれど、当分の生きがいは、好きって感情の持続である。
本当の愛情がわかる日がいつか、くるだろうか……。一生わからないまま死ぬんだろうか。